IPO投資を手がけるためには複数の証券会社の口座開設が必須。そんな中で、今回はSMBC日興証券をIPO投資という視線でご紹介。

 言わずと知れた大手証券会社の一社のSMBC日興証券。近年、IPO主幹事数が急増しておりIPO投資という観点では必携の証券口座となっています。大手証券会社は敷居が高い・・・、とお感じの方もおられるかもしれませんが、「ダイレクトコース」を選べばネット証券と同じ状態で取引ができます。

 三井住友銀行グループとの連携で主幹事獲得が順調に推移しているSMBC日興証券、IPO投資を手がけるのであれば早期に口座開設をオススメします。

言わずと知れた大手証券会社

 以前は独立系の証券会社だった日興証券。一旦外資系(シティーグループ)の証券会社となりますが、程なくシティーグループの経営危機の為、入札によって売却されることに。

 そして入札の結果、日興証券を手に入れたのは、当時大和証券グループと提携していた三井住友銀行。業界をアッと言わせたその決断、その後、三井住友銀行と大和証券グループは提携を解消して、三井住友銀行はグループの証券戦略を日興証券に委ねる判断を行います。
 その後、社名が日興証券→SMBC日興証券となり、現在に至っています。

 独立系ではなくなったものの、証券会社界では未だSMBC日興証券グループは大手の一角としての地位を占めています。後述しますが、特にIPOの主幹事獲得件数では2015年の数字が急増しており、IPO界隈ではSMBC日興証券は欠かすことのできない存在となっています。

主幹事数が急増しているSMBC日興証券

 元々独立系大手証券会社として、多くのIPO会社の主幹事を務めていた日興証券。親会社が外資系→三井住友銀行となる過程で主幹事件数を減らしていましたが、三井住友銀行との協業が機能し始めた結果、2015年より主幹事件数が急増しています。過去5年のSMBC日興証券の主幹事件数は下記となります。

2011年 3件
2012年 2件
2013年 5件
2014年 8件
2015年21件

 2014年→2015年は+13社!長くIPO界隈で存在感が低下していたSMBC日興証券ですが、2015年に完全復活と言ってもいいでしょう。当然、三井住友銀行との協業の成果ではありますが、IPOがストップする等の余程の事情が無い限り、三井住友銀行との協業効果によって、当面SMBC日興証券の主幹事件数が以前のような年間数件ペースに落ちることはないと考えられます。

2015年のSMBC日興証券の主幹事銘柄

 2015年SMBC日興証券は下記の銘柄の上場主幹事を務めています。

・3/17 コラボス(3908)公募3,620円→初値8,600円(上昇率138%)→〇
・3/19 ヒューマンウェブ(3224)公募1,800円→初値2,010円(上昇率12%)→〇
・3/25 ハウスドゥ(3457)公募3,600円→初値5,300円(上昇率47%)→〇
・3/25 シンデン・ハイテックス(3131)公募2,740円→初値3,075円(上昇率12%)→〇
・3/26 日本動物高度医療センター(6039)公募1,130円→初値1,630円(上昇率44%)→〇
・3/27 sMedio(3913)公募2,520円→初値4,000円(上昇率59%)→〇
・4/21 シーアールイー(3458)公募3,620円→初値3,355円(上昇率▲7%)→×
・4/28 ジグソー(3914)公募2,390円→初値8,040円(上昇率236%)→〇
・6/17 マーケットエンタープライズ(3135)公募1,500円→初値4,005円→〇
・6/25 ファンデリー(3137)公募765円→初値1,546円(上昇率102%)→〇
・6/29 ナガオカ(6239)公募1,600円→初値2,250円(上昇率41%)→〇
・7/30 イトクロ(6049)公募1,930円→初値2,010円(上昇率4%)→〇
・8/28 メタップス(6172)公募3,300円→初値3,040円(上昇率▲8%)→×
・9/2 STUDIOUS(3415)公募2,870円→初値3,440円(上昇率20%)→〇
・10/27 パートナーエージェント(6181)公募1,260円→初値4,000円(上昇率217%)→〇
・10/28 バルビバーニ(3418)公募2,500円→初値5,750円(上昇率130%)→〇
・11/19 ロゼッタ(6182)公募695円→初値3,705円(上昇率433%)→〇
・11/20 ベルシステム24HD(6183)公募1,555円→初値1,478円(上昇率▲5%)→×
・11/27 ネオジャパン(3921)公募2,900円→初値14,550円(上昇率402%)→〇
・12/4 鎌倉新書(6184)公募1,000円→2,806円(上昇率181%)→〇
・12/18 アークン(3927)公募1,360円→4,925円(上昇率262%)→〇

 2015年のSMBC日興証券主幹事銘柄でのIPO投資の勝敗は21戦19勝2敗となっています。

 主幹事によるIPO者数が急増しており、更に勝率も高いSMBC日興証券、IPO投資を手がけるのであれば外す訳には参りません。

SMBC日興証券のIPO株の割り当て方法

 いくら主幹事件数が多くとも、手に入れるハードルが高いと思われるIPO株。SMBC日興証券のIPO株の分配方法は、口座の種類によって2種類に分かれています。

・「総合コース」→全体の90%
 通常の店舗での証券口座口座となります。「総合コース」の口座にIPO株の90%が分配されます。

・「ダイレクトコース」
 ほぼネットで完結するネット証券型の口座となります。「ダイレクトコース」の口座にIPO株の90%が分配されます。

 さすが店舗型大手証券会社のSMBC日興証券、IPO株の殆どは通常口座の「総合コース」に分配されます。「総合コース」でのIPO株の分配は株数が多いとはいえ、分配するかどうかは証券会社の裁量。基本的には大口のお客さん中心にIPO株派分配されます。この辺りは他の店舗型の証券会社の仕組みと一緒です。

「ダイレクトコース」は公平抽選による分配

 注目すべきは、ネット証券と同等のサービス内容の「ダイレクトコース」。
 
 「ダイレクトコース」は資金量や取引量に関係なく1口座1票の公平抽選により分配されます。

 SMBC日興証券の手がけるIPO銘柄の内、10%は公平な抽選により分配が行われる、ということになります。たった10%と言うなかれ。確かに主幹事以外ではたった10%ですが、主幹事銘柄の場合はたった10%でも馬鹿にならない株数になります。そしてSMBC日興証券は主幹事数が急増しています。

 主幹事数も多く、また10%分は必ず抽選でIPO株を分配するSMBC日興証券、IPO投資のための最強の証券会社とも言えます。

まとめ

 SMBC日興証券は主幹事数も多く、またIPO株の10%は抽選で分配されるため、IPO投資の観点からは必携の証券口座となります。
 2016年も第一号のIPO「はてな」の主幹事をSMBC日興証券は務めており、引き続き多くの銘柄の主幹事を手がけるものと考えられ、2016年もIPO投資にとって欠かすことのできない存在となりそうです。

 大手証券会社は敷居が高い!、との印象を持たれる方も多いのですが、SMBC日興証券は通常の「総合コース」と「ダイレクトコース」の2種類があり、「ダイレクトコース」はネット証券と同様のサービス内容。「ダイレクトコース」であれば、営業の電話の心配なく取引ができますよ。

 IPO投資に際し必要不可欠とも言えるSMBC日興証券の証券口座。口座開設はネット証券と同じくネット上から手続きができますよ。もしまだ口座開設がまだであれば、下記から申し込みをどうぞ。

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