IPO投資を手がけるには複数の証券会社の口座開設が必須となりまうsが、それでも各証券会社によって特徴があります。
 ここでは”IPO投資”という視線で各証券会社を見た時に、どのような特徴があるかを調べてみました。

 まずはSBI証券からスタートです。

ネット証券最大手の一角、自前の店舗も保有

 SBI証券はネット証券最大手の一角。元々イートレード証券、と言う名前でしたが、その後SBI証券とブランド名の変更がありましたが、SBIの名前も既に行き渡っています。

 ネット証券からスタートしたSBI証券ですが、過去店舗型証券会社のM&Aも行っており、現在全国各地にSBIマネープラザという店舗も保有しています。その店舗でも口座開設等の手続きができます。

主幹事も行うSBI証券

 IPO投資という視線で見た時、SBI証券の最大の特徴は主幹事も行うネット系証券会社、という所。

 IPOする企業のよろず何でも係とも言える主幹事証券は、確かに公募や売出株の取り扱いで非常に有利な立場になりますが(大半の株を主幹事証券で取り扱います)、そのためには”引受部門”と言われるIPO手続きに精通した人材や部隊を別に用意する必要があります。
 また株を多く引き受けたはいいわ、売切れずに在庫が残れば丸々証券会社が在庫を負担することにもなるので、相応の営業力=株を売り切る力も必要。

 そう考えると、コストを抑えて尚且つ自社で営業を行うことのない通常のネット証券は、主幹事の獲得は非常にハードルが高いのですが、そこを敢えてSBI証券は攻めています。業界最大手の一角であり、VC部門や銀行(住信SBIネット銀行)といった多くの事業を展開できている体力と、店舗型証券会社で自らの営業できる先を持っているという強みのあるSBI証券ならではですが、主幹事を取る、という一点でSBI証券は他のネット証券と大きな差別化がなされています。

 そして、主幹事を務めることができる証券会社=IPO銘柄の株数を多く取り扱う証券会社=IPO株が当たる確率が高い証券会社、となります。

2015年のSBI証券の主幹事銘柄

 2015年にSBI証券が主幹事を務めてIPOを果たした企業は下記の8社となります。

・2/19 ALBERT(3936)公募2,800円→初値6,040円(〇)
・3/24 RSTechnologies(3445)公募2,750円→初値2,100円(×)
・3/26 モバイルファクトリー(3912)公募1,410円→初値2,812円(〇)
・4/24 レントラックス(6045)公募1,750円→初値2,680円(〇)
・11/19 あんしん保証(7183)公募1,460円→初値5,730円(〇)
・12/3 インベスタークラウド(1435)公募1,870円→初値3,615円(〇)
・12/15 ダブルスタンダード(3925)公募2,190円→初値5,010円(〇)
・12/24 ソーシャルワイヤー(3929)公募1,600円→初値2,511円(〇)

 公募価格と初値を差し引いた勝敗は7勝1敗。
 2015年は、SBI証券の公募株は期待値プラスで基本的に当りクジとなっています。

 自ら主幹事も務めて、IPO投資の勝率も非常に高いSBI証券、IPO投資を行うには必携の証券会社口座と言えます。

SBI証券のIPO株の割り当て方法

 SBI証券はIPO株の割り当てについて、下記のようなルールで行っています。

①IPO株の40~50%をネットに配分(銘柄による)
②ネットに配分した中の70%は完全抽選、30%はIPOポイント制での申込み

 店舗も保有しているSBI証券、IPO株については50~60%は店舗に配分されます。そしてその後の40~50%がネットでの配分。ザックリ言って、SBI証券が引き受けたIPO株の半分がネットに回ってくる、ということになります。
 何だ半分か・・・、と思う方もおられるかもしれませんが、SBI証券は主幹事も務める証券会社であり、主幹事銘柄に限って言えば、ネットに分配されるIPO株の株数は他のネット証券の比ではありません。

 そしてネットに配分されたIPO株の70%は完全抽選方式。ここで当たるor外れる、が決められます。
 しかしSBI証券の面白い所は、IPOチャレンジポイントという制度を導入している部分。IPOに申し込んで外れると1ポイントがもらえます。そしてこのポイントが多い人からIPO株に当る制度が存在。裁量入れずにIPO株の申し込みをして、外れのポイントを溜めつつ、ここぞという銘柄でポイントを投入する、という一撃必殺型のIPO投資も可能となります。(尚、ポイント型でも外れた場合はそのままポイントは返ってきます)

※詳しくは「SBI証券公式サイト」をご確認ください

 銘柄選別に自信がなければIPO投資は余計な裁量を入れない、と以前の記事で書きましたが、まさにその裁量を入れずにIPO株の申し込みをすると報われるのがSBI証券とも言えます。

その他SBI証券の特徴

 IPO投資という観点では欠かすことのできないSBI証券ですが、個人的には通常の株の売買のチャートも気に入っています。SBI証券に口座を開設して、オプション口座もしくは信用口座も開設すれば、HyperSBIというチャートソフトの利用が無料で可能になります。(通常は1ヶ月500円(税別))

 このHyperSBIの価格帯別出来高チャート、証券会社のチャートソフトでは一番使い勝手が良く、管理人は愛用しています。SBI証券の価格帯別出来高チャートについて、ご興味があれば下記もご覧ください。

まとめ

 ネット証券でありながら主幹事を務めることもできるSBI証券は、IPO投資を手がけるのであれば、まずは押さえておきたい証券会社。2014年、2015年と主幹事銘柄でしっかり勝っている部分も評価できます。

 また通常の株の取引も価格帯別出来高チャート始めツール類が豊富で充分利用に値するので、是非口座を開設しておきたい証券会社と言えます。管理人は長く愛用しています。

 以上、IPO投資という観点から見たSBI証券の特徴でした。IPO投資を手がけるのであれば、まず最初に口座開設するのをオススメ致します。

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